現実 Feelin'

絵をあんまり描かない絵描き

2024.2.18(日)

7時20分に目が覚める。布団でだらだらして8時30分になっていた。朝ごはんはにゅうめんにした。残っていた水菜を刻んで卵と混ぜてかき玉にした。

 

午前中に家を出たかったので12時前の電車に乗ることにする。9時50分から準備、お風呂に入ってメイクをした。morningのプレイリストを流す。途中からNo BusesのEyesをリピート再生にした。昨日選んでおいた服を着たが気に入らなかった。白いワンピースを白いシャツに変えた。物足りなかったのでシルバーのイヤリングを付けた。

 

電車は人が多かった。先週買った香水を付けたが、慣れない匂いに早速酔った。駅からは歩こうと思ったが、やっぱりやめて市電に乗った。マノンでホットケーキのセットを注文して、本を読みながら1時間ほどのんびりした。

 

会計の後、リップをつけ直しにお手洗いに行った。3つある手洗い場で、女性2人が端のを使いながらおしゃべりしていた。その間に割り込む形になってしまった。気まずくなる事をもう3秒前に察せなかったかと後悔した。

 

建物を出てからフリスクを出した時、1粒落としてどこかへいってしまった。新しく1粒出して口に入れ、黎明館と美術館へ行った。

今日の鹿児島は20°、2月にしては暑かった。日陰に入りたくて、前から入りたかったレトロフトへ立ち寄った。「コーヒー1杯飲むのにちょうど良い短編コーヒー付き」というタイトルは分からない薄い冊子を見つけ購入、建物内のカフェに誘導され詠みながらコーヒーを飲んだ。短編は森鴎外の「うたかたの記」だった。

 

天文館の食器店に立ち寄る。去年かけてしまったお気に入りのお茶碗と同じものがないか探したがやっぱりなかった。諦めて画材屋さんに向かう。

盛り上げ材とアクリル絵具を2つ、F0のボードを1枚買った後、100均でF3キャンバスをふたつとメモ帳を追加で買った。

センテラスで可愛いスカーフを見つけたが、どうせ使わないと思い買わなかった。代わりにガチャガチャを3回した。

疲れたので駅に向かう。地下でお惣菜を少し買った電車に乗った。今日は家を出てからずっとTeleのクレイを聴いていた。

 

帰宅してポテサラとお味噌汁をつくった。薄くきゅうりを切るのは楽しい。ここで見誤って手を切ったら一日が台無しになるなと思った。

”しっとりとろん”となるポテサラと、白菜たっぷりのお味噌汁、お惣菜。ポテサラは味が足りなかったのでマヨネーズと黒胡椒を途中で足した。

 

化粧を落としてシャワーを浴びた。もう眠いので今日は寝ようと思う。

これは別れのための出会いだと、手を握られながら言われた夢をみた。学生の頃付き合っていた人によく似ていた。私だけ体が浮いて、手を離してしまったら目が覚めた。

 

春が来る。暖かくなって、花の匂いがすると別れの季節が来る。この空気から連想される思い出が大嫌いだ。

 

せっかく干した掛け布団も汗で台無しになった。憂鬱を晴らしたくて、夕飯はサッパリサラダを食べた。andymoriを聞きながら絵を描いた。可愛くはならなかった。

 

友人から3件の電話が来ていた。ひとりじゃないと知っているから今はまだ大丈夫。

またかけ直します。

 

 

住みたい部屋について

1LDK、畳とフローリングの部屋

海沿いの部屋

海が見えるベランダ

2口ガスキッチン

シンクと調理スペースが少し広め

掃除のしやすいタイル

木製ですりガラスの窓のある食器棚

テーブルはシンプルな丸い形

テーブルとセットの、背もたれのある椅子

2人くらいが座れるソファ

木より陶器のお皿やお椀が好き

お気に入りのエプロンを縫おう

 

ベッドは推しぬいでいっぱいにするんだ

 

チョココロネの話

私はずっとチョココロネを食べたかった

 

0655という番組をご存知だろうか。朝6時55分から始まるEテレの番組で、世の中が目覚める時間に爽やかな曲やポップなアニメーションで一日を迎えることができる。

うみじまは小学生〜中学生の頃、家族でよく見ていた記憶がある。

 

その番組中に流れていた、「チョココロネをたべるのどっちから?」という曲。

あたまから食べるかおしりから食べるか、いやいやそっちがおしりでしょう などなど…

チョココロネと真剣に向き合った人しか書けない歌詞が、かわいいメロディで歌われている。

その歌詞のひとつ

「チョココロネ チョココロネ

先っぽをちぎって チョコつける」

私はこれにとてつもない衝撃を受けた。

細い部分は2ロールほど、チョコクリームの行き届いていない部分がある。そこをちぎって太い方から見えるチョコクリームをディップして食べると歌っているのだ。

 

聴いた当時は今すぐ試してみたくてしょうがなかった。しかし、ひねくれキッズのうみじまはチョコレートが好きではなかった。パンはチーズパンしか食べなかった。

でもどこかでチョココロネを食べたい気持ちを募らせていた。

 

時は流れ、うみじまは22歳。チョコレートも嗜めるいい大人になった。年始のショッピングモールでの買い物中、一休みをするためにパン屋さんでコーヒーのお供のパンを選んでいた。

ふと目に入った、チョココロネ。

あの曲が軽快に脳に流れる。

 

「チョココロネ チョココロネ

先っぽをちぎって チョコつける

 チョココロネ チョココロネ

とんがった方には チョコがない」

 

今日しかないと思った。今がチョコのつけ時だと思った。気づけばコーヒーも頼まずレジを済ませ、イートインスペースに座っていた。

歌詞通り、先っぽをちぎってチョコをつける。

とんがった方にはチョコはなかった。

あの日から夢に見た、先っぽをちぎってチョコつける。10年近くの夢が叶った瞬間だった。

 

私はきっとずっと、チョココロネを食べたかった。チョコが苦手とか関係なく、それ以上のあこがれがあった。美味しい以上に夢が叶った事にとても感動した。

 

皆さんも日常に隠れた小さな夢を叶える喜びを、チョコクリームたっぷりチョココロネを、ぜひ味わってみてはいかかでしょうか。